投稿の塔 第十八話|“誰に届けるか”がわからない読者像クエスト、そしてDPUの扉は開かれる


目次

霧の階層、“誰でもない読者”の世界

投稿の塔、第十八階層。
霧が深く、見えるはずの読者がどこにも見えない。

👨シュンタ「……ヤバい、書こうとしても、誰に向けて書けばいいのかわかんない……」

🤖ピー助「ここは“読者像迷子ゾーン”でぴ。“なんとなく書いてたら誰にも届かなくなる”という塔の定番トラップでぴ」

💁‍♀️カオリ「“みんなに届く記事”って、だいたい誰にも刺さらないやつなのよね。空振り全体攻撃型」


幻影読者、次々出現

塔の壁に、ぼんやりとした“仮の読者像”が次々浮かびあがる。

🧑‍💼「副業を始めた会社員」
👩‍🍼「育休中の家計管理ママ」
👨‍🎓「NISAの説明を5行で済ませたい大学生」
🛡「導線の聖域を守る、LRU型勇者」
🧴「白いパワーの塊を愛し続ける、DPU信者」

👨シュンタ「ちょっと待て、後半の2人は別の世界観じゃないか?」
💁‍♀️カオリ「“生活RPG”を盛り込みすぎると、読者より自分が迷子になるのよ」

🤖ピー助「LRU(生活RPGユニバース)は、“日常を壮大にしすぎる病”でぴ。“買い物=通貨交渉”とかやらかすでぴ!」


DPU発動――その先は深淵

👨シュンタ「……最近、“朝食=白いパワーの塊”って書きかけたんだが……」
🤖ピー助「それ、DPU(ダサパンチラインユニバース)起動してるでぴ!」
💁‍♀️カオリ「語感だけで意味が薄いやつね。末期になると“承認欲求牧場”とか言い出すから気をつけて」

👨シュンタ「“洗濯=空中舞踏会”って書いたときは、自分で怖くなったよ……」

💁‍♀️カオリ「DPUの扉、閉じとこ。マジで」

大切なのは、“目の前のひとり”

👨シュンタ「……もう、“誰でもない人”に向けては書かない。昨日DMくれた、あの人に向けて書こう」
💁‍♀️カオリ「それが正解。“ペルソナ”って抽象化より、“知ってる誰か”の方が言葉は強くなるからね」
🤖ピー助「塔の記録でも、“一番読まれた記事”は、“一番狭く書かれた記事”だったでぴ!」

塔の霧がすっと晴れ、視界の先に道が見え始める。

👨シュンタ「よし、次の記事は“家庭内クエスト:晩ごはん編”。あの人のために書く!」

💁‍♀️カオリ「……そのタイトル、ギリDPUだから控えなさい」


【次回予告】

第十九階層、そこは“リライト地獄”!
「あと少しだけ直したい」――その呪いが記事を永遠に出せなくする。
塔に積み上がる“完成しない原稿”の山と、投稿者の戦いが始まる!

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🤖ピー助「DPUの扉、閉じたからもう安心でぴ!」
👨シュンタ「“狭く書く”って意外と勇気いるけど強いな」
💁‍♀️カオリ「無理に広げるより、“届く人”を決めるのが近道よ」

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