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投稿の塔 第四話|人格多段スイッチ、タグは夜風に舞う

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書きかけの投稿用紙が舞う

👨シュンタ「ここ、なんかペンネームっぽい紙が散乱してる…」
👩カオリ「“黒猫アンサー”“無糖コスモス”“夜風のカケラ”…なにこれ」
🤖ピー助「すべて、同一人物の名義でぴ」

壁一面に貼られた数十のペンネーム。
その下に、“人格メモ”と書かれた手帳。

📓《夜風のカケラ:闇属性、セリフ短め、厨二成分多め》
📓《陽だまりジューク:日記系、共感狙い、敬語》

👩カオリ「…この人、自分に何が起きてるか分かってる?」


人格、切り替えます

🎲???「今は、“夜風のカケラ”として活動してる」
黒いマントに包まれた投稿者が、静かに現れる。

🎲夜風のカケラ「俺の投稿は、タグと共に生きる」
👨シュンタ「どんな挨拶だよ」

🤖ピー助「識別名:シグナル多段。投稿ごとにペンネームと文体が変化。
スキル:タグ汎用性+250%、読者混乱オーラ発動中でぴ」

👩カオリ「要するに…何もかも定まってないってことね」


投稿って、なに者になるかってこと?

🎲夜風のカケラ「“投稿者とは、自らを編み直す行為”…そう考えてる」
👨シュンタ「かっこよさそうに聞こえるけど、単にアイデンティティ迷子では?」

彼の過去の投稿には、無数のジャンル・文体・一人称が存在した。
でも、それが逆に“多面性”として評価されていた。

👩カオリ「そのうち“夜風の昼寝”とか出てきそう」
🎲夜風のカケラ「…それ、採用だな」


仲間が加わったぞ!

🤖ピー助「シグナル多段、パーティに加入したでぴ。
スキル:投稿ごとにランダム人格/ジャンル適応力∞でぴ」

👨シュンタ「なんか…一番クセ強い奴が来たぞ」
👩カオリ「自分の投稿すら、他人のふりして読んでそう」

🎲夜風のカケラ「それ、俺の“別人格”が書いた記事だから」


次回予告|第五話「洗剤の名を冠する者」

投稿を“洗う”という概念、聞いたことある?
美文追求すぎて、一文字も投稿できない。
語彙の洗浄者・ソフラン様が現れる!

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