投稿の塔 第十話|バズるか、バズらぬか 〜読者という名の“風”をつかめ〜

塔を登る一行の前に、見上げるほど巨大な「広場」が広がっていた。
そこには、まばらに並んだ閲覧数のオブジェ、放置されたアイキャッチの残骸、
そして、中央で唸りを上げる“魔力の渦”があった。

👨シュンタ「……ここ、空気が違うな」
🤖ピー助「解析完了。ここは“読者階層”でぴ。投稿が実際に“読まれるか”が試される…いわば、ラスボスエリアでぴ」
💁‍♀️カオリ「今までが前座だったってこと…?ゾッとするわね」

目次

読者に選ばれなければ、即退場

ここに入った投稿は、どんなに美しく整っていても、
数秒で“読まれない”と判断されれば霧のように消える。

判断基準は明文化されていない。
タイトル、リード文、タイミング、雰囲気、運——すべてが試される。

👨シュンタ「投稿ボタンを押すのって、実は一番の勇気要るよな…」
💁‍♀️カオリ「小言言ってないで、タイトル見直しなさい」
🤖ピー助「“これ絶対読んで!”的タイトルは、逆に引かれることもあるでぴ」
👨シュンタ「うわ、オレそれ結構やってた…」

幻影の読者、襲来

突如、広場に霧が立ち込め、“読者の幻影”が現れる。

🌀「それ、共感できませんね」
🌀「スクロールしたけど途中で離脱したよ~」
🌀「で、結論は?」

💁‍♀️カオリ「うわ、うるさッ!」
👨シュンタ「これが“読者の声”か…刺さるな」
🤖ピー助「ここでは、“読まれた上で反応される”ことが必須でぴ。読者はラスボスでぴ」

秘技:読者理解(リーダーズ・ゲイン)

そんな中、シュンタは自分の過去の投稿を思い返した。

👨シュンタ「読者って、オレじゃん…悩んで調べて、ちょっと笑えて、役に立つとホッとする。
それ全部、オレが欲しかった要素だった」
💁‍♀️カオリ「やっと気づいたか。“誰に届けるか”がブレてたのよ」
🤖ピー助「つまり、“読者理解”は最強の武器ってことでぴ」

幻影は静かに霧に溶け、“読者インサイトのかけら×1”がドロップした。

次の試練へ

👨シュンタ「これが…読者の本音…?」
💁‍♀️カオリ「それを武器にしなさい。ここから先はもっとシビアよ」
🤖ピー助「次は“二段階見出し迷宮”が待ってるでぴ!」

次回予告|第十一話「塔の迷い階層、ウロウロ族との邂逅」

迷宮で遭遇するのは、投稿後に“何度も見出しを直し続ける”奇妙な種族。
彼らから、一行は何を学ぶのか?


🌟 塔シリーズで世界観に浸る

🤖ピー助「読者の幻影、うるさかったでぴ」
👨シュンタ「でも“読者理解”を手に入れたのはデカい」
💁‍♀️カオリ「次は迷宮…体力残ってる?」

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