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投稿の塔 第2話|薪と火と、老爺のことば ~言葉に火をくべる者~

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いつもと違う…?塔の空気

👨シュンタ「……なんか、空気変わった気がする」
🤖ピー助「大気圧、湿度、光量、すべて正常でぴ。異常は検出されていませんでぴ」
👩カオリ「つまり“気のせい”ってことね」

足元の石畳は妙に整い、風も静かでピクリとも揺れない。
この階層だけ、異様に整っている。まるで“整頓された混沌”というか――

その中央に、ひとりの老人がいた。


薪を割りながら語る人

🪓ウッドロウ「……火をつけるなら、まず薪を組め。薪が濡れとったら、火なんぞ着きゃせん」

黙々と薪を割り続ける、長髭の老人。
そのひと振りには、なぜか重みとリズムがあった。

🤖ピー助「対象発見:ウッドロウでぴ。
職業:薪割り思想家、投稿歴30年、投稿数9件でぴ」

👨シュンタ「全然投稿してないじゃん!」
👩カオリ「そのわりに語る姿勢は一流ね」


文章とは火起こしである

🪓ウッドロウ「文章とは、火起こしじゃ。最初は煙ばかりでの……ようやく炎が灯るんじゃ」

👨シュンタ「名言風だけど実はめっちゃ時間かかってるやつだ」
👩カオリ「“ようやく”の間に3週間くらいかけてるタイプ」

🤖ピー助「スキル確認でぴ:ポエム耐性+時間感覚バグ。
“3時間で2行書いて満足”という挙動も報告ありでぴ」

🪓ウッドロウ「投稿とは、自己主張やなくて焚き火よ。
皆で囲み、語らうものじゃ」


この人、クセ強いけど“芯”ある

彼の言葉はクセがすごい。けど、妙に響いた。
投稿に対して真摯で、読者を“迎える火”のように扱っていた。

👨シュンタ「ウッドロウさん、一緒に塔を登ってくれませんか?」
🪓ウッドロウ「よかろう。薪も尽きかけとったしな」

斧を肩にかつぎ、俺たちの列に加わるその姿は、
まるで“言葉の灯火”を背負ってるようだった。


仲間が加わったぞ!

🤖ピー助「ウッドロウ、パーティに加入しましたでぴ。
補助スキル:精神的投稿耐性/メンタル再起ブースト/名言ドロップ率+42%でぴ」

👩カオリ「そのステータス、だいぶ精神寄りね」

🪓ウッドロウ「さあ行こう。塔のてっぺんでも、火は起こせるかもしれんぞ」


次回予告|第三話「#共感 #破壊 #回収」

SNS戦術家・ハッシュ・タガー登場!
バズるための三段構え? X(旧Twitter)を制する者が、塔をも制するのか!?

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