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🏰 第23話|焦燥の谷、風呂と心がぬるすぎる件について


塔を登る彼らの前に現れたのは、ぬるま湯に包まれた“焦燥の谷”。
そこは、「なにもしてないのに一日が終わる」者たちが集う、魔の生活ゾーンだった。


🧔‍♂️シュンタ「……って、今日はもう終わり?!」

💁‍♀️カオリ「終わりだよ。夕飯も食べたし、子ども寝かせて、あなたは今、風呂にも入ってないただの“使用済み人間”だよ」

🤖ピー助「記録によれば、今日のクエスト進行率……13%でぴ」

🧔‍♂️「もっとやった気がするけどなぁ……洗濯物たたんで、スマホでちょっと調べ物して、あと何してたっけ……?」

💁‍♀️「それ“再起動待機状態”じゃない?(=寝落ち)」

🤖「もしくは“情報収集の名を借りた承認欲求牧場巡回”でぴ」


目次

🌋 焦燥の谷に潜む魔物、その名は「風呂入れぬまま迎える23時」


🧔‍♂️「あー…風呂……あと5分したら入る……」

💁‍♀️「それを3回繰り返して午前2時になった人間を私は何人も見てきたよ」

🤖「別名『ぬるま湯ゾンビ化バフ』でぴ」

🧔‍♂️「なんか言い回しがDPUっぽいな……」

💁‍♀️「言うな!世界観が崩れる!」


塔の壁に刻まれた言葉が浮かび上がる。

“焦燥の谷において、時間とは見えぬ砂。
指の隙間からさらさらと流れ落ちるのだ。”


🧔‍♂️「なんか今日、塔のナレーション、詩的じゃない?」

🤖「ソフラン様の仕業かもしれないでぴ」


💁‍♀️「ていうか、風呂って“泡の神殿”なんでしょ?だったら早く魔獣退治してきてよ」

🧔‍♂️「泡が…泡がぬるい……」

💁‍♀️「その間に私、第二の洗濯クエストいくから。“夜の空中舞踏会”ね」


🧼 登場、語彙の女神・ソフラン様(再登場)


🧼ソフラン様「まぁ…お肌を湯にゆだねることすら億劫になるほど、日々の任務は過酷でございますのね…」

🧔‍♂️「そうなんです。時間が…溶けて…風呂が遠くて……」

💁‍♀️「この人、さっきから“ため息”しか発してないよ?」

🤖「説明セリフの発注が来ても詩で返す。これがソフラン様でぴ」

🧼「お風呂という名の救済に至る、その一歩の尊さを…もっと言葉にしたくて…」

💁‍♀️「だから風呂入れってば」


🎯 攻略の鍵は“5分クエスト”


🧔‍♂️「よし、まず風呂に行く前に、5分だけ皿洗って気分切り替えよう」

💁‍♀️「その時点で“風呂前バフ剥がし”だからね」

🤖「推奨ルート:

  1. 未完の食器 → 🧽“泡の儀式”
  2. 脱衣所 → 🧼“服の防具解除”
  3. 入浴 → ♨️“泡の神殿ミッション”」

🧔‍♂️「全部、風呂に入るだけじゃん」

💁‍♀️「でもRPG調だと、ちょっとやる気でるんだよね……クヤシイ」


🧴 最終メッセージ


“日々の暮らしは、クエストであり、戦場であり、ぬるま湯である”
ぬるさに流されし者は、塔を登る資格なし――


🧔‍♂️「はいっ!風呂入ってきます!!」

💁‍♀️「この話、なんだったの?」

🤖「“やることいっぱい”って言いながら風呂も後回しにしてる人に贈る、生活あるあるでぴ!」

🧼ソフラン様「それでも私は、風呂を尊ぶ者の詩を詠み続けますわ…」

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