シュンタ「共働きって、2馬力ってことだよな?」
カオリ「まぁ……現実は“2台連結のトロッコ”って感じかな」
シュンタ「俺が全力で引っ張ってる気がするんだけど?」
カオリ「後ろから荷物支えてんの、誰だと思ってんのよ」
共働きなのに、なぜかお金も心も余裕がない…。
そんなふうに感じてる方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
「共働きです」って言うと、なんとなく“経済的に余裕ありそう”って思われがち。
たしかに2人分の収入があるってのは強い。
でもね──
なんでうちはこんなにカツカツなんだ?
と思ったそこのあなた、握手しよう。
「1馬力感」ってどういうこと?
わが家は共働き。
僕は薬剤師として働いていて、カオリは派遣だけど週5〜6日、
ほぼフルタイムでしっかり働いてくれている。
それでも──家計全体を見渡すと、どうしても「自分が軸になってる感覚」がある。
この“1馬力感”、なんなんだろう?
なんで「1馬力感」になるのか、分析してみた
🧾1. 手取りの差が大きい
うちの場合、僕の収入が月20万円(可処分所得)+カオリが2万円ちょっと。
生活費、投資、教育費の見通し、車の維持、奨学金返済などを含めると、
自然と“僕の稼ぎ”が前提になる家計構造になってる。
🕰2. 数字に表れない「支え」の存在
実際、時間的にも精神的にも、カオリの存在がなかったら今の生活は絶対に回らない。
むしろ「僕が働けてるのは、彼女が家庭を支えてくれてるから」と言ってもいい。
だけど、家計簿の数字だけを見ると──そこに反映されるのは、主に僕の収入だけで。
だからこそ、「責任の比重が重くのしかかってる感覚」が時々ふっと顔を出す。
「1馬力感」がもたらす影響とは?
- 投資判断が慎重になる(暴落に耐えられないリスク)
- 家づくりのタイミングに迷いが出る
- セミリタイアプランも「本当にいけるか?」と葛藤する
本当は「好きなことを好きな人と好きな時にできる生活」が理想。
でもその前に、“今の家計構造をどうするか”という現実に向き合うことが大事だった。
対策としてやってること
📊家計を“俯瞰”して見る
- 月20万円の可処分所得
- 年間支出計画(家の頭金・投資・奨学金返済)
- 軽自動車をあと7年乗ると決めた理由
全部、家計の見直しと資産配分のバランスをとるための選択だった。
👣「2馬力前提」の設計はしない
カオリの働き方が変わる可能性はあるけど、
最初から「頼る前提」で計画しないことにしてる。
たとえば住宅ローンも「単独で通る額」だけで組む予定。
その分、現金を多く持っておく・投資で増やしておくっていう戦略。
じゃあ、共働きって何のため?
答えはシンプル。
「少しでも家庭が穏やかに、楽しく過ごせる時間を確保するため」
カオリが少しでも働くことで、
・生活リズムが整ったり
・自分の時間を持てたり
・社会との接点が持てたりするなら、
その“少し”の価値はめちゃくちゃ大きい。
まとめ:共働きの定義は、収入だけじゃない
家計を見て「これ共働きって言っていいのか?」って思う人ほど、
きっと家庭にとって大事なバランスを取ってるんだと思う。
1馬力でも「ふたり分の価値」が生まれていれば、それは共働きだ。
そんなふうに、ちょっとだけ優しく、ゆるっと考えていけたらいいよね。
🔜 次回予告
という話に続きます。
家計の優先順位と価値観の話へ──
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